アメタマのたまり場

アメタマが思い立ったら書くブログ

家族について

家族と聞いていい思い出がある人もいればそうでない人もいる

私はいい思い出の方が多いように思うが今はそれに疑問を感じ始めている

 

それは私がうまくいっていないことに対する責任転嫁で

自己正当化的な考えであることは自分でもわかっている

 

ただ、こうやって疑問に思ったことを書くことで自分の整理や

読んでくれている人の何かしら役に立てられればと思い書いている

 

家族とは人間社会の最小単位である

 

血のつながりによって様々な恩恵を受け、義務をまっとうする

 

私の親はその親(私からすると祖父母に当たる人物)にかなり束縛されていたせいか

私ら子供に対してそういった事はあまりなかった

 

と言いたいが、成長に支障があるから夜は早く寝ろと言われて育っている

 

そんな言葉に従わなかった際には夜中まで正座をさせられていたり、

下着一枚で家の前に放り出されたりしていた

 

私の兄がゲームをやって夜更かししていた時にはゲーム機を真っ二つにへし折ったりと

言語化すると散々なやりようであった(私と兄の共用であったため私にも弊害がある)

 

しかし、私には一人しかいない親のため従うしかない

 

私は幼少のころから注意力が散漫で忘れ物をよくしたが、

成績自体はとても良かった

 

それを自分の心の支えにしていたといっても過言ではない

 

そこで結果を出せばほめてくれる、怒られない

 

今思えばそういった風に行動していたのかもしれない

 

こういった事を今考えても記憶の美化や

都合のいいように改ざんしていることもあるため信ぴょう性は薄い

 

だが、それによって立ち返る契機にはなった

 

私は家族というものに愛着が大してない

 

嫌いというわけではないが、そこまで仲がいいわけでもない

 

特に兄についてはコミュニケーションの手法がめんどくさい

 

自分の都合が悪くなるとヒステリックを起こすし、一方的な会話を仕掛けてくるし

 

母親についても現在は問題ないが人の尻を触りまくるし、

自分が家計を握ってることを利用して優位に立とうとしてくる

 

正直書いていることも一部ではあるがうんざりする

 

だが血縁というのはそれだけ長い時を過ごしているため理解も多少はあるし

助けてくれることもある

 

良い面より悪い面が目立つのは記憶により鮮明に残るからだろう

 

兄は私にいろいろな知識を教えてくれるし、昔は遊びにも付き合ってくれた

 

母も家事も仕事もやっているし、私を様々な場所へ連れて行ってくれた

 

いいところはちゃんとあるのだ

 

私が親や兄に対していい行いばかりしているわけでもない

 

もちろん相手に対して悪いことも多くやってきた

 

自分のやってきたことを棚に上げて考えてしまう私は悪者なのだろうか

 

自己正当化をしている時点で今更ではあるが

 

ただ最近は孤立化が進んでいるため良い印象より悪い印象が目立つのだろう

 

 

本題に入る

 

家族とは何だろう

 

血縁関係にある親類や血縁になくとも親類に属するものだろうか

 

戸籍上の家族と実質的な家族(籍を入れていないが長くともに過ごしている関係)は

どちらも家族といえるのだろうか

 

心だけつながっている家族と体(血縁)だけつながっている家族

 

様々な形態の家族がある

 

子供がかわいい、親を信頼している、愛されている、共存関係を築けている家族

 

子供が疎ましい、親が憎い、愛がほしい、共依存関係を築いている家族

 

幼少のころの記憶というのはその後の発達に大きく影響を及ぼす

 

例えば幼少のころに虐待を受けた子供が子供に虐待を働く確率が上がる

 

親から信頼されている子供は自己愛がしっかりと育ち自信にあふれたふるまいを見せる

 

親は子供に大きな影響を与える要素をはらんでいる

 

逆に親は自分がたどった苦労をしてほしくないとお金や労力をかけても芽が出ない

 

ほとんど労力をかけていないのに健やかに成長している

 

子供が親の経済面、心理面を左右している節も大いにある

 

いわばお互いがお互いにどこかで妥協しなくては幸せになれない現実に即した世界である

 

力関係は親の方が大きい

 

現代において金銭というものは生きていくために必要不可欠なものだ

 

それを握っている親の方が優位なのは当然のことである

 

子供は親に言われたらあきらめざをえないのである

 

子供もそこは交渉次第と駄々をこねたり、脅したりと様々である

 

 

まとまりそうにないが

私が思うに家族とは力関係のアンバランスさの中で

互いに銃口を向けあう関係なのではないかと思う

 

親が子供じみた考えや力の誇示によって子供を制してしまうのは簡単だ

 

それを一生引きずる子供も少なくないだろう

 

強者は強者なりに気を使って弱者を打倒さなくてはいけないし、

弱者は引き際を見極めないと手痛い返り討ちにあう

 

家族関係とはある種の戦争なのではないかと思う

 

力だけでは解決しないこともあるし、解決の方法を間違えると共倒れになる

 

こんな文章を書いた後に少しでも家族のことで明るい気持ちや暗い気持ちになったのであればこれほどうれしい気持ちはない

 

そうなったら改めて家族と家族のつながりについて話してみてもいいのではないだろうか

 

家族とのつながりなど所詮は他人に毛が生えた程度である

 

真に自分の理解者となるのは自分だけなのだから

 

              おわり